新体制での挑戦～ 東大阪大学野球部 2部昇格

今回、東大阪大学硬式野球部に取材をしてきました。

2024年4月から野球部の監督・コーチ・部長人事が一新され、新体制としてスタートしました。
新体制の中心となる塚本監督と富キャプテンのお二人にお話を聞いてきました。

読み終わった後に東大阪大学野球部に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

東大阪大学野球部とは

東大阪大学野球部は2020年に創部し今年で4年目で、近畿学生野球連盟に加盟し、春と秋のリーグ戦に参加しています。
近畿学生野球連盟は1部から3部まで全17校で構成されています。

東大阪大学野球部は、3部からスタートし、2022年に1度2部に昇格するも2023年に3部に降格。
2024年、この春のリーグ戦で再び2部昇格を決めました。

 

塚本監督へインタビュー

東大阪バーチャルシティ（以下、ひがばちゃ）：

まずは2部昇格おめでとうございます
近畿学生野球連盟に加盟されているなかで、東大阪大学の目標を教えていただけますか

 

塚本監督：

目標というのは小さくコツコツする目標と大きな目標と2つあると思います。
大きな目標としては秋に2部残留、来年春に1部に昇格するというのが目標としてあります。

2部から3部、さらに1部となると一番の違いは投手のスピードが違います。
上に行くほど高校までの経験が豊富な投手が多いので、スピードに違いが出てくると思います。

 

ひがばちゃ：

塚本監督は昨年まで高校野球で監督をされていましたが、高校野球と大学野球の大きな違いってありますか

 

塚本監督：

高校と大学の野球の違いは大きいと思っていましたが、実際にやってみるとあまり変わらないなという印象です。
身体が大きいのでプレーはかっこよく見えますが、そんなには変わらないと感じています。

ですが大学野球のほうが自主性は高いように思います。
自分たちで考える、指示待ちややらされているという感じは少ないと感じます。
高校に比べると練習時間の短くなる分 濃度は濃く、整備一つとっても自主的に取り組んでいます。

 

ひがばちゃ：

その中で、東大阪大学野球部の特色・色・雰囲気などご紹介いただけますか

 

塚本監督：

やらされている野球よりもアットホームで楽しい野球。その中に必ず苦しい野球もあります。
優勝すればもっと楽しい野球ができる。そのためには苦しい野球も必要になってきます。

結果を出してもっとたくさんの方々に東大阪大学野球部を知ってももらいたいです。

東大阪ですと、近畿大学さんや大阪商業大学さんが野球では有名ですが、東大阪大学もあるということを知ってもらいたいです。
もちろんそのためには地域に貢献し、知っていってもらいたいと思っています。

僕自身が東大阪に長く縁がありますので、地域貢献できる野球部を目指したいと思っています。

 

 

ひがばちゃ：

2部と3部の昇格・降格が続いていますが、2部に残るために必要な要素とは何かあるでしょうか

 

塚本監督：

他チームを知ること、そのために視察も必要です。
またプレー面ではバッティング。今回の2部昇格では投手は頑張ったと思います。

ですがなかなか点が取れなかった。1試合当たり平均で5点ぐらいは取れるようにしていきたいです。
1点2点ではやはり難しいので、1アウトを無駄にしないようにしていきたいです。

それだけのポテンシャルは十分にあると思っています。

 

ひがばちゃ：

東大阪地域との結びつきなど、これからお考えのことはあるでしょうか

 

塚本監督：

まだ東大阪大学に来て2か月なのでまだわかっていないのですが、まずは選手たちとのコミュニケーションを優先していきたいと考えています。それから考えていきたいと思います。

 

ひがばちゃ：

東大阪地域の方へ監督から何かメッセージいただけますでしょうか

 

塚本監督：

東大阪は高齢化になってきていると思います。
おじいちゃんおばあちゃんの中には野球が好きな人が多いと思います。
街中でも野球の帽子を被っている人を見かけることもよくあります。

お年寄りももっと希望を持ってもらえる野球をして知ってもらえるようになりたいです。
東大阪大学のグラウンドは東大阪市内にありますのでぜひ観に来てほしいです。

この東大阪でたくさん知ってもらえるように地道に頑張りますので応援よろしくお願いします。

富 太陽キャプテンへインタビュー

ひがばちゃ：

2部昇格おめでとうございます
昇格を決めた瞬間どんな思いでしたか？

 

富 太陽キャプテン（以下、富キャプテン）：

ありがとうございます。
自分自身2回目の2部昇格だったのですが、優勝決定戦が三つ巴で3チームが競合していたんです。

1日で総当たりでの決定戦だったんですが、そこを勝ち切って2部の最下位にも勝ち今年の春は勝ち切れたというのがよかったです。

今年の最初に2回負けてしまって今年の昇格はもうないかなと思っていたので最後にこうして優勝して昇格できたのでうれしかったです。
試合中は「勝って2部へ！」という思い一つでした。

 

ひがばちゃ：

4月から監督含め新体制になりました。どういった変化がありましたか？

 

富キャプテン

新チームになって雰囲気が変わったと思います。
のびのびと野球ができるようになった気がします。
失敗してもいいからチャレンジしていくというのが全体的に意識できるようになったと思います。
チームメイトともそういう話をしてます。

監督さんたちが一生懸命にサポートしてくださるのでそれに応えたいと思っています。
今回いきなり結果を残せたのでよかったです。

 

ひがばちゃ：

2部に上がりこれからのチームの目標、そして個人の目標はありますか

 

富キャプテン

秋のリーグ戦でまずは2部残留でまず耐えるところから（笑）
来年の春のリーグ戦で1部昇格を置き土産にしたいです。

個人的にはチャンスの場面で打てるように、そのためには一生懸命練習しないといけないんですが、チャンスに1本打てる選手になりたいですね。

野球自体は大学で終わりにするつもりですが、最後まで目標を持って野球をやり切りたいと思っています。

試合中はピンチでも自分から発信を、声をかけることを意識しています。
チャンスで盛り上がるのはできるのですが、ピンチの時にでも自分がムードメーカーとなって声を出していきたいと思っています。

 

ひがばちゃ：

東大阪ってどんな印象をお持ちですか？

 

富キャプテン

出身は兵庫県の川西市出身なんです。古田敦也さんの母校出身なんです。

東大阪に来る前は、正直言うとガラ悪いっていうイメージがありました（笑）
実際に来てみると街の人みんなあったかくて、そんなに思っていたよりガラ悪くなかったです。
お店とかはチェーン店が多いイメージがあります。

 

ひがばちゃ：

東大阪の地域の方々に向けて一言いただけますか

 

富キャプテン

東大阪大学野球部が東大阪の顔になれるように頑張りますので応援よろしくお願いします！

 

合同練習会の開催

東大阪大学野球部は2025年度の入学・入部希望者との合同練習会を開催されます。

目的は野球部を体感し、進路選択肢の1つにしてもらうことです。

日時場所：

第1回
令和6年7月２８日（日）　13:00～17:00（途中入退可能）
東大阪市立日新高等学校専用グラウンド
東大阪市水走1丁目１３号（近鉄けいはんな線吉田駅徒歩約12分）

第2回
令和6年8月４日（日）　13:00～17:00（途中入退可能）
大阪府立かわち野高等学校グラウンド
東大阪市新庄4丁目11番95号（近鉄けいはんな線荒本駅徒歩約20分）

お申込み・詳細について

野球部連絡先にご連絡の上、ご確認ください。

【野球部連絡先】TEL： 090-3662-6260　Mail： higashiosaka.bc.mg@gmail.com

 

取材を終えて

今回はご縁があり、東大阪大学硬式野球部さんの取材をさせていただきました。

新体制になりチームの雰囲気も変わり選手達がのびのびとプレーをした結果、いきなりの2部昇格。
半年で降格しないためにも、まずはこの雰囲気と流れを止めずに前に進むことだと思います。

富キャプテンの言う通り、来年の春には念願の1部昇格を目指し勝ち切っていってほしいですね。
これからも定期的に野球部を追いかけていきたいと思います。

久しぶりの野球グラウンドでの取材、楽しかったです。
野球部のみなさま、取材へのご協力ありがとうございました。

 

東大阪大学硬式野球部
https://www.higashiosaka.ac.jp/campuslife/club/baseball/